なぜ今「リアルとバーチャル」なのか
こんにちは、渡辺篤志です。
私たちの生き方・働き方は、この数十年で大きく変わりました。スマートフォンやAIの登場、オンライン教育やリモートワークの普及。ほんの10年前には想像できなかった仕事が日常となり、逆にかつて「安定」と思われた職種が消えていく光景もあります。
けれども、テクノロジーがどれだけ進化しても、人と人が対面で関わる現場には独自の価値があります。私は訪問介護事業の運営と、速読や学びのオンライン講座という、まさに「リアル」と「バーチャル」の両極端な現場を同時に経験してきました。
一見すると真逆の世界ですが、両方を知るからこそ気づけることがあります。この記事では、私の経験を通じて「変わるべきもの」と「変えてはいけないもの」をどう見極めるかを考えてみたいと思います。
デジタルの世界で磨かれる力
私の「学びに関するコンテンツ提供」の仕事は、すべてオンラインで行っています。ChatGPTと一緒に講座の企画を考え、オンライン教材にし、決済のクレジットカードですぐに行えるようにし、受講生とのやりとりもメール等で行う。こうした仕組みを駆使することで、全国どこにいても学びの場を提供できるようになりました。
特にこの数年、デジタルを取り巻く環境は激変しました。数年前の「常識」と言われた手法を今でも続けていると、逆に学び手にとっては負担になることすらあります。それほどまでに変化のスピードは速い。
だからこそ、オンラインに携わる人間は「学び続けること」「柔軟に自分を更新すること」が求められます。テクノロジーは一夜にして進歩する。昨日の当たり前が、今日には時代遅れになる。その環境に身を置くと、自分の思考や働き方も自然と鍛えられていきます。
「超リアル」な介護現場でしか学べないこと
一方で、私が日々関わっている訪問介護の仕事は、真逆の世界です。ICTやAIは一部の事務業務を除けばほとんど出番がありません。
自転車で地域を回り、利用者さんの自宅を訪問し、身体介護や生活援助を行う。そこには人と人が直接向き合う時間が流れています。
「昨日より少し元気そうだな」
「今日はなんだか表情が暗いな」
こうした小さな変化を見抜くのは、AIでも最新センサーでもなく、人間の感性です。介護の現場は「効率」や「合理性」だけでは測れません。むしろ、非効率に見える関わり合いが、ご本人やご家族にとってかけがえのない安心感を生むのです。
ここで学ぶのは、「人としての本質」に触れる経験。AIでは代替できない、心の機微を感じ取る力です。
リアルとバーチャルを掛け合わせる発想
私は意識的に「リアルとバーチャルの融合」を心がけています。例えば、介護の現場にオンラインビジネスで学んだ知識を持ち込みます。利用者情報をクラウドで共有したり、スタッフ間のやり取りにチャットツールを活用したりすることはその一例です。
逆に、オンライン講座の中では「人と人の関係性」に重きを置きます。単なる知識の伝達ではなく、学び手が安心して声を出し、自分の体験を語れる場を設計するのです。
つまり、「変わらないものを大事にしつつ、変えるべきものは柔軟に変える」。両方を知っているからこそ可能になるハイブリッドな実践が、これからの時代を生き抜くヒントになります。
ダーウィンの言葉に学ぶ「変化力」
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。」
有名なダーウィンの言葉です。実際に彼が残したかどうかには諸説ありますが、意味するところは極めて重要です。
AIによって10年前にはなかった職業が生まれ、逆に栄華を誇った産業が衰退する。そんな中で「変化への適応力」を持つことこそ、最大の武器になるのです。
変えるべきものと変えてはいけないもの
私が大切だと考えるバランスは次の通りです。
- 変えるべきもの
・スキルや知識のアップデート
・働き方の柔軟性
・使うツールや技術 - 変えてはいけないもの
・信念や価値観
・人との本音の対話
・誠実に向き合う姿勢
技術は加速度的に変わりますが、「自分の軸」となる部分は変えてはいけません。ここが揺らぐと、時代の波に流されてしまうのです。
学び続けることの意味
私は、学びには4つの層があると考えています。
- 自分の軸を築く学び(人生の方向性を確認する)
- 専門性を更新する学び(時代に取り残されないために)
- 成果を上げる学び(ノウハウやスキルを伸ばす)
- 人間性を深める学び(教養や感性を育てる)
この4つをバランスよく積み重ねていくと、学びは単なる「知識」ではなく、人生を支える「力」になります。
まとめ:リアル×バーチャル時代をしなやかに生きる
リアルとバーチャルが融合し、変化が常態化した今の社会。そこで生き抜くためには、「変化を恐れず学び続ける力」と「変えてはいけない本質を守る力」の両方が必要です。
あなたも、変化に翻弄されるのではなく、変化と共に歩む存在になってください。
学びは、あなたの人生を豊かにし、次世代を導くリーダーとしての力を育てます。リアルとバーチャルの狭間だからこそ生まれる価値を、共に探求していきましょう。
変化の時代を生き抜くための「読む力」を、あなたも手に入れませんか?
リアルとバーチャルが交差する今の時代に必要なのは、学び続ける柔軟さと、自分の軸を守る強さです。そのためには、まず「読む力」を磨くことが何よりの基盤になります。
なぜなら、本を速く・楽に読みこなせれば、必要な知識を効率的に吸収できるだけでなく、自分にとって本当に大切な学びを選び取る力も育つからです。
そこで今回、特別に無料動画コンテンツ「本を速く・楽に読むための3つのポイント」をご用意しました。
1:文字をかたまりで捉える
2:視野を広げてかたまりを大きくする
3:視点の移動スピードを高める
この3つのポイントを実演で解説し、さらに実際にトレーニングできる「3つのポイント実践ワーク」も合わせて提供します。
今すぐ無料で体験し、変化を味方につける第一歩を踏み出してください。
よくあるご質問(FAQ)
A:まずは「リアルでしか価値が出ない場面」を見極め、そこを支える形でデジタルを足します。例:介護現場ではクラウドで情報共有・チャットで連絡効率化、オンライン講座では双方向の対話や振り返りワークを設計して“人間的な関わり”を補強します。
A:目的への貢献度・再現性・倫理/価値観の3観点で判断します。成果に直結し再現性が高い領域(手法・ツール・プロセス)は柔軟に変更し、信念・顧客との信頼・安全性など“軸”は守ります。
A:あなた自身の信念や価値観、人との信頼関係、誠実さといった“人間の根っこ”に関わる部分です。技術やツールは常に変化しますが、この軸を失わなければ、どんな環境でも柔軟に対応できます。
A:最小構成で始め、現場と合意しながら段階導入することです。運用ルール(誰が・いつ・どこに記録するか)を明文化し、万一に備えて“アナログのバックアップ”も残します。
A:学びの4層(軸・専門性・スキル・人間性)のバランスを考慮します。例えば、「今月は専門性を徹底的に高める」「1週目は軸、2週目は専門性、3週目はスキル、4週目は人間性をバランス良く学ぶ」「新月~満月の間は専門性とスキルを高めてアウトプットし、満月~新月の間は軸と人間性をじっくり育てるインプットの時期にする」などが考えられます。
