人生には波がある
こんにちは、渡辺篤志です。
あなたもきっと「人生には波がある」と感じた経験があると思います。順調に進んでいると思ったら突然のトラブルに直面したり、努力が報われず停滞を感じたり。山があれば谷もある。それは誰にとっても共通するものではないでしょうか。
私自身を振り返ってみても、およそ12年周期で大きな節目が訪れてきました。その中には、思い通りにいかない時期や、身動きが取れなくなるような深い谷もありました。仕事の挫折、人間関係の迷い、そして健康面での不調…。それらは当時、乗り越えられそうにない壁のように感じられたのです。
しかし今、こうして文章を書きながら振り返ると、はっきりと思えることがあります。それは、「谷」があるからこそ人は成長する、ということです。
深い谷にいるとき、人はもっとも学べる
順調なとき、人は安心感の中で生きています。物事がうまく進んでいる時期には、それほど強く考え込む必要もありません。しかし、失敗や挫折、思い通りにいかない壁にぶつかったときこそ、人は深い学びを得るのです。
かつての私は、困難に直面するたびに不安や焦りに押しつぶされそうになりました。「なぜ、こんなことが自分に起きるのか?」と答えの出ない問いに苦しんだこともあります。夜眠れない日々を過ごしたこともありました。
けれど今では、不思議と確信できることがあります。どんなにしんどい状況であっても「きっと乗り越えられる」という感覚が心の奥にあるのです。なぜなら、自分には大きな目標があるから。そして「どんな出来事も、最後には意味を持つ」と信じているからです。
RPGゲームのように、生きる
ここで少し視点を変えてみましょう。あなたはRPG(ロールプレイングゲーム)をやったことがありますか?ドラクエでも、ファイナルファンタジーでも、ポケモンでも構いません。
RPGの面白さはどこにあるでしょうか?それは「ただ一本道を進むだけではない」ということです。途中で敵が出現し、難しいミッションに挑戦する必要があります。しかも、敵はプレイヤーの強さに応じて強くなっていく。だからこそ、やりがいがあり、成長を実感できるのです。
時には「中ボス」と呼べる存在に苦戦し、なかなか先に進めないこともあるでしょう。しかし、その壁を越えたとき、新しいスキルや強い武器を手に入れることができます。そして最後にはラスボスが待っている。そのラスボスにたどり着くまでに、プレイヤーは幾度となく壁にぶつかりながらも、確実に強くなっていくのです。
人生もまったく同じだと思いませんか?
目の前の困難は「今のレベル」に合わせて用意されている
スピリチュアルな本などには、しばしば次のように書かれています。
「人生に起こる出来事は、すべてその人の“今”に必要な学びである」
「自分の成長にぴったりの課題が、ちょうどよくやってくる」
最初は耳触りのよい言葉のように感じられるかもしれません。しかし私はこの考え方にずいぶん助けられてきました。大きなトラブルが起きたとき、「なぜ自分だけが…」と嘆く代わりに「これは今の自分に必要なステージなんだ」と受け止める。そうすると、不思議と心が軽くなるのです。
すると面白いことが起こります。視点を変えるだけで、問題は「敵」ではなく「味方」に見えてくるのです。敵を倒すことで自分が強くなるのと同じように、困難は成長をもたらしてくれる存在に変わります。
「ラスボス=人生の大目標」を持つことで、今がぶれなくなる
ゲームにラスボスがいるように、人生にも「これだけは成し遂げたい」と思える大きな目標があると、日々の困難に対する姿勢が変わります。
どんな小さな障害も、大目標から見れば「通過点」にすぎません。山頂を目指す登山家にとって、足元の石につまずいたところで頂上を諦めることはありません。それと同じように、大きな目標を掲げることで日々の問題に動じなくなるのです。
私自身にも、「これを一生かけてやり遂げたい」と思える目標があります。その存在があるからこそ、かつてなら心を乱されていた出来事も「これは通過儀礼のひとつだな」と受け止められるようになりました。
人生は、ラスボスに挑む壮大な旅。道中の出来事はすべて意味を持ち、最終的には自分を目標へと導いてくれるのです。
小さな視点に囚われすぎないために
私たちは時として「今ここ」の問題に囚われすぎてしまいます。その結果、問題が大きく見えすぎて前に進めなくなることがあります。
そんな時にこそ問いかけてみてください。
「自分の人生にとって、本当に大切なことは何だろう?」
今の問題はラスボスに向かうための通過点ではないか?
この困難を越えた先に、新しい仲間やスキルが待っているのではないか?
私はどんな物語を生きているのだろうか?
こうした問いは、自分を俯瞰する力を与えてくれます。
あなたの「人生のラスボス」は何ですか?
最後に、あなたに問いかけたいことがあります。
あなたには「必ず成し遂げたい」と思える目標がありますか?
それは仕事での成功かもしれません。家族との絆かもしれません。あるいは、自分らしい生き方を見つけることかもしれません。
どんな内容であっても構いません。大切なのは、それがあなた自身の心の奥底から湧き上がる願いであるかどうかです。
ラスボスのいないゲームは、ただの作業にすぎません。人生も同じです。あなたの人生を本当に面白くするのは、その「ラスボス=大目標」なのです。
まとめ:人生というゲームのプレイヤーは、あなた自身
どんな困難も、それは「あなたにしか倒せない敵」として現れています。その敵を倒すたびに、あなたは少しずつ強くなる。そして気づくはずです。
「人生って、案外悪くない」
「まだまだ面白くなる可能性がある」と。
今日からぜひ、あなたも「自分のラスボス探し」を始めてみてください。
次の冒険のために、新しい「武器」を手に入れませんか?
人生をRPGにたとえるなら、困難を乗り越えるためには「強力な武器」が必要です。
あなたにとっての武器のひとつが「読書力」です。せっかく本を読んでも、理解が浅かったり、途中で挫折してしまっては力を発揮できません。
そこで私が用意したのが、動画でわかりやすく学べる「本を速く・楽に読むための3つのポイント」です。
・文字をかたまりで捉える
・視野を広げる
・視点の移動を速くする
この3つを実演し、さらに実践ワークで練習できるようにしました。あなたも次のステージに進むための新しい武器を、今すぐ手に入れてください。
よくあるご質問(FAQ)
A:RPGの魅力は、課題(敵)を乗り越えるほど成長し、新たなスキルや仲間を得られる点にあります。人生も同様に、困難を通過するたびに視点・能力・人間関係が更新され、次のステージへ進めるからです。
A:「谷の時期=学びの時期」と考えるのがいいと思います。人生にはリズムがあり、なかなか結果が出ない時期というのがあります。そのような時期こそ、学びが深く自分の内面に刺さり、「山の時期」を迎えた時の強力なエネルギーになります。
A:「失いたくない価値」「心が自然に燃える場面」「時間を忘れて没頭できる活動」などを書き出し、まずは自分自身としっかり向き合います。そして「どのような人生を送りたいか」「どのような人間でありたいか」を考えてみましょう。どんなに時代が変わってもブレないあなた自身の「北極星」が人生の大目標になります。
A:問題を「自分の現在レベルに最適化された課題」と再定義し、「この出来事が自分に与える訓練は何か?」「倒した後に得られるスキルは何か?」をセットで書きます。意味づけが変わると、選択と行動が変わります。
A:読書を“短時間・高密度”に最適化します。①目的先行で読む②重要2割を見極めて深く③理解を外化(メモ・要約・誰かに話す)。「速く・楽に読む3ポイント」(文字をかたまりで捉える/視野拡大/視点移動の高速化)を訓練すると、日々の学びが前進しやすくなります。
