こんにちは、渡辺篤志です。
人生を歩んでいると、誰しも一度はこう感じたことがあるのではないでしょうか。
「どうしてこんなに頑張っているのに結果が出ないんだろう」
「なんだか最近、流れが悪いなあ」
逆に、すべてがうまくいき、自然と追い風を感じるような時期もあります。
この「停滞」と「好調」。実は、私たちがどんなに努力しても完全にはコントロールできない「人生の周期」の表れかもしれません。
今日は、私自身の体験と重ねながら、「人生には周期がある」という考え方と、それを学びや実践にどう活かしていけるかについてお話ししたいと思います。
才能や努力の問題ではなく「周期」のリズム
人は停滞すると、つい「自分には才能がないのかも」「あの選択は失敗だったのかもしれない」と自分を責めがちです。私もそうでした。
けれども、長い時間をかけて振り返ってみると、意外なことに気づきました。それは、「成果が出る時期」と「思うように進まない時期」が、ある一定のリズムでやってくるということです。
努力や能力の有無とは関係なく、まるで季節が巡るように、人生にも「春夏秋冬」のような周期がある。そう捉えると、自分を必要以上に追い詰めずにすみます。
「人生の年表ワーク」で自分の波を知る
そこで私がおすすめしたいのが、「人生の年表ワーク」です。やり方はとてもシンプルです。
- 良い年は60〜100点
- 辛かった年は0〜40点
- 「例)20歳:大学生活で青春を謳歌。85点」
- 「例)28歳:転職して失敗。自己否定が強まる。30点」
すると、自分の人生にどんな「波」があったのかが一目でわかります。
私自身、最初にこのワークをやったとき、とても驚きました。振り返ると、ちょうど12年おきに大きな「山」がやってきていたのです。
- 12歳:勉強や友人関係が充実し、児童会長を務めた
- 24歳:大学卒業後、念願のアメリカ留学へ。学びと挑戦の時期
- 36歳:速読講座が大人気となり、東京・大阪で毎週のように講座を開催
- 48歳:株式会社いろどりを設立し、訪問介護事業を立ち上げた
もちろん偶然かもしれません。けれども、人生のピークには周期があるのでは、と感じずにはいられませんでした。
「谷」の時期をどう受け止めるか
年表をつけると、輝かしい「山」だけでなく、深い「谷」も見えてきます。
私の場合、高校~大学のころは、正直「暗い青春」を送っていました。
派遣の単発バイトで生活をつないでいた時期もありました。
心身を壊し、うつ状態になった時期もあります。
いずれも、グラフにして客観的に眺めると、見事に「山」と「山」の間に辛い時期があるのがわかる。
当時この「法則?」を知っていれば、必要以上に自分を責めたり不安になったりしなくても良かったかもしれません。
谷の時期には「根を張る学び」を
谷にいるとき、つい「早く抜け出さなければ」と焦ってしまいます。けれども、谷の時期は「外の成果」が出にくい時期でもあります。
だからこそ、ここでは徹底的に「学び」に専念しましょう。
- 読書をする
- 新しい知識やスキルを学ぶ
- 自分の価値観を見つめ直す
- 心と体を整える
木も冬のあいだ、外からは何も変わっていないように見えますが、土の下では根を伸ばしています。人も同じ。谷の時期に根を張るからこそ、次の春に芽が出るのです。
山の時期には「実践とアウトプット」を
一方で、人生の流れが上向いてきたら、思い切ってアクセルを踏むときです。
- 行動を起こす
- 学んだことを発信する
- 新しい人に会う
- 仕事や挑戦のギアを上げる
ここでいつまでも「学び」に留まっていると、せっかくのチャンスを逃してしまいます。山の時期は、学びを実践に移し、成果へとつなげるチャンスのとき。流れを味方につけることで、加速力が倍増します。
ピークが来たら「少しブレーキを」
山の時期が続くと、人はつい「この状態がいつまでも続く」と錯覚します。しかし、自然の法則と同じように、人生にも必ず次の「谷」が訪れます。だからこそ、ピークを感じたら、少しだけペースを落としてみることが大切です。
無理に走り続ければ、反動も大きくなります。「今はピークだから、次の谷に備えよう」と意識することで、落差を小さくできるのです。
周期を知ると未来が怖くなくなる
人生を「波」として捉えると、不思議と未来への不安が和らぎます。
- 今は谷 → 学ぶとき
- 今は山 → 動くとき
- そろそろピーク → 備えるとき
どんな時期にも「意味」があると思えれば、人生の停滞期すらも宝物になります。そして、この視点はただの振り返りではなく、未来への羅針盤にもなります。
実際に「年表」を書いてみよう
ここで一度、自分だけの時間をつくってみてください。そして、紙とペンを手に取り、自分の年齢を0歳から書き出し、1年ごとに点数をつける。
きっと「自分はこんな周期で動いてきたのか」という発見があるはずです。その年表は、過去を振り返るためのものではなく、未来を安心して歩むための地図になります。
まとめ:人生の流れに乗る
今回のブログのテーマは「学びと実践の循環」です。
- 谷の時期 → 学びに集中する
- 山の時期 → 実践と行動に振り切る
- ピーク → ブレーキを踏みはじめ、次に備える
人生は常に動いていて、止まることも、永遠のゴールもありません。だからこそ、流れを味方にしながら歩んでいくのです。
周期を知れば、どんな状況にも意味を見いだせます。
未来は、怖れるものではなく、迎えにいくものへと変わります。
あなたもぜひ、自分だけの人生年表をつくり、次の「山」に備えてください。
次の「学びの一歩」を、今日から始めませんか?
人生には「山」と「谷」のリズムがあり、谷の時期こそ「根を張る学び」が大切だとお伝えしました。では、その学びを効率よく積み重ねていくためにはどうしたらいいでしょうか。
読書は最も身近で力強い学びの方法ですが、思うように本が進まずに挫折してしまうこともあります。
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よくあるご質問(FAQ)
A:周期の長さや現れ方には個人差があります。厳密な予言ではなく「振り返りと意思決定のフレーム」として捉えるのが実用的です。年表化で山と谷のパターンを可視化すると、自己を責めてしまうことや過度な期待を避け、適切な行動を選びやすくなります。
A:0歳から現在までを1年刻みで並べ、基準50点で各年の満足度に点数をつけ、出来事を一言メモします。最後に線で結びグラフ化します。30程度ででき、紙でもスプレッドシートでもOKです。
A:読書・学習・価値観の棚卸し・睡眠と運動など「根を張る学び」に集中しましょう。短期の成果競争に飛び込みすぎたり、自己否定や過度な比較に陥るのは避けるのが無難です。小さな達成の記録で自己効力感を保つのがコツです。
A:行動・発信・人との出会い・プロジェクト推進などアウトプットに舵を切ります。調子が良すぎるときほど休息と振り返りを組み込み、リスク(過密スケジュール・資源の過投入)を管理し、次の谷に備える余白を確保しましょう。
A:最大のメリットは「未来への不安が和らぐ」ことです。今が谷なら学びに集中、山なら実践に振り切る、と行動の意味づけができるため、無駄な焦りや自己否定が減ります。どの時期にも意味があると理解できれば、人生を長期的な流れで安心して歩めます。
